花火大会や盆踊りなどで浴衣を着る機会が多くなると下駄をはくことが多いですが、困るのは靴擦れ。
痛くて歩けなくなる下駄の靴擦れを予防、防止するにはどうすればいいのか?テーピングや絆創膏の効果的な使い方などを調べてみました。
鼻緒の太い下駄を選ぶ
下駄の靴擦れは主に鼻緒(下駄の紐の部分)が当たる部分がすれてきてしまう、靴擦れというより鼻緒擦れになってしまいます。
この原因の1つが鼻緒が細いことがあります。
歩くときに鼻緒に体重がかかるのですが、細い方が、太い方より体重がかかります。
想像してみて欲しいのですが、ピンと張った細い糸と、フワフワの太い毛糸があったとしますよね。
上から柔らかい粘土を落とすと、細い糸の方がより粘土にくい込みそうですよね、それと同じです。
鼻緒に体重がかかるとより擦れて痛くなるので、なるべく鼻緒にかかる体重は分散する=鼻緒が太い方が痛くなりづらいということなんです。
もし今から下駄を購入するならば、なるべく太い鼻緒をえらんでみてください。
下駄の靴擦れを予防するなら鼻緒を柔らかくする
下駄の靴擦れを予防するなら、鼻緒は事前に柔らかくしておくとよいです。
革靴の場合も固いかかとが当たって靴擦れができるのと同じように、鼻緒が固ければ下駄の靴擦れがおきやすくなります。
なので鼻緒は事前に柔らかくしておくのがいいのです。
下駄をはく1週間くらい前から鼻緒をもんだり、鼻緒を止めている部分(3か所ありますよね)をそっと引っ張って鼻緒に余裕が出るようにします。
一気に力をかけてしまうと鼻緒が切れてしまったり壊れてしまったりすることもあるので、少しずつゆっくり柔らかくしていきます。
また、いまから下駄を購入するならば、鼻緒の素材が綿やポリエステルなどの柔らかい素材が使われている下駄を選らんでみてください。
下駄の靴擦れ防止に、足の指にテーピングや絆創膏を巻く
下駄をはくときに、足の指にテーピングや絆創膏をあらかじめ巻いておくと靴擦れ防止になります。
テーピングや絆創膏は伸縮するものを使うと、うまく足の指に巻くことができるのでおすすめです。
ちなみにテーピングは肌色のものを使いましょう!
白テーピングだと目立ってしまうので、せっかくの浴衣姿がちょっと残念になってしまうかもしれません。
テーピングや絆創膏を巻く場所は、下駄をはいてみて鼻緒が当たる部分、足の親指と人差し指、あとは親指と人差し指の間になります。
きつく巻き過ぎず、テーピングの場合ははがれないように1周半ほど巻いてあげましょう。
こうすることで鼻緒が直接肌にあたらないので靴擦れしにくくなります。
下駄は浅く、つっかけるようにはくのがコツ
最後に下駄のはき方です。
下駄は指を奥まで入れず、指で鼻緒を挟むように浅く「つっかける」ようにはきます。
ついついビーチサンダルをはくのと同じように下駄をはいてしまいがちですが、ビーチサンダルのはき方をすると靴擦れになるモトです。
下駄をつっかけて、前よりに体重をかけるように歩くことで靴擦れになりにくい歩き方になります。
まとめ
下駄の靴擦れを予防するには太い鼻緒をあらかじめ柔らかくしておいて、はくときに直接鼻緒が肌にあたらないようにテーピングや絆創膏を巻いておくといいんですね。
花火大会で下駄の靴擦れで毎回痛い思いをしていた過去の自分にも教えてあげたい気持ちでいっぱいです!
せっかく浴衣が靴擦れで台無しにならないように、しっかり靴擦れ防止しておくのが大切ですね。